自分の価値観と方向性を明確にすることで、自分の人生を根本的に見つめることが出来る。自分の価値観と方向性となるパラダイムというはしごをかけ違えて進んでしまうと、いくらゴール出来たとしてもそのゴールは間違った場所へ着くということになる。
第二の習慣では、自分自身の最後の姿を描いてみて、それを念頭において日々を過ごすことをすすめている。まわりの人にどう思われていたいか、どういう功績を残したいか、どんな人だったと言われたいか。それらのゴールを明確にすることで、人生の目的を持って日々をもっと有意義に過ごせるはず。
日々の生活の忙しさに追われ必死に生きている毎日。慌ただしい中でも客観的に見るために、まずは自分自身の本当のゴールを明確にし、無意味な忙しさより、自分自身にとって最も大事な人やことを優先出来るようにすることが大切なのだ。ゴールを間違えてはいけないのだ。
働くお父さんも同じで、家族のために必死にお金を稼ごうと日々頑張って働いて、役職もどんどん上の位置になり、責任ももっと背負い、もっと忙しくなってしまう。気づけば大好きな家族との時間が少なくなって、旅行も行けず、団らんも出来ず、何のために働いていたのか分からなくなるというパターン。
お母さんの夕飯の準備も同じで、仕事から帰って時間もなく慌ただしく料理しているときに限って子どもがぐずっていると、子どもの話をしっかり聞くことより、夕飯の支度を終わらせることを優先してしまう。でも本当に大切に思うのは今日の夕飯より子どもなのだ。子どものことを考えて必死で料理しているとしても、大好きな子どもを泣かしてまで必死になるくらいなら、ちょっとくらい手抜きをしたって構わないのだ。
すべてのものは二度つくられる。
建築物も念入りな構想を練ってから建てられる。旅行も時間配分や最短ルートなど計画を立ててから出かける。会社も提供したい商品やサービスをよく考えターゲットとなる市場を調査し、細かく事業計画を立ててから商品開発に励む。ハッキリとした目的を持ちしっかりとした計画を立てることで成功できるかが決まるのだ。
新しい問題にぶつかっても、その場で素早く判断して、正しい方向を見つけて進むのだ。それをするのは自分自身のリーダーシップなのだ。
まずは進むべき道を決め、それに向かって進むリーダーシップを持つ。そして、その次にそのための計画を立て指示をするマネジメントが重要になるのだ。マネジメントがいくら優秀でも、進むべき道を間違えていたら全く違うゴールになってしまうのだ。
子育ても同じで、マネジメントばかりに重点を置きすぎ、肝心な目的を忘れがちなのだ。日々の忙しさと子どもたちの日々の宿題や習い事、友だち関係、生活習慣に目を向けて頭を抱える前にまず、目的や方向性を家族で共有することが大切である。子どもたちにも目的を持った自己管理をさせることが大切である。
自分の中心が何なのか。家族が中心、お金が中心、仕事が中心、趣味が中心、、。いろいろあるが、どれも偏った考えになりがちである。だから中心は、自分の原則を持つべきだ。原則を中心にし、まわりに家族やお金や仕事や趣味を持つのが一番なのだ。正しい原則を自分の生活の中心におけば、自分の安定性、方向性、知恵、力を開発していくためのしっかりとした土台を得ることが出来る。
原則中心の生活から生まれる個人的な力は、自覚と知識を持ち、他人の行動・態度や環境・状況の影響に制限されない主体的な人間の力である。
自分の葬儀の場面を思い描き、どうあっていたいか皆にどう思われたいたいかなるべく明確に書き留める。このように、結婚25周年や結婚50周年などどんな夫婦でいたいかどんな姿でいたいかどうありたいかなど夫婦で話し合っておく。出来るだけ細かく想像し、自分の五感をすべて使い、明確に考えていく。するとこれからの生き方に違いが出てくるのだ。
良い自己宣言には、五つの基本的な要素が含まれている。「個人的」「積極的」「現在形のもの」「イメージできるもの」「感情的なもの」。
子どもたちが悪いことをするとき、私は(個人的)、知恵・愛・自制・毅然たる態度で(積極的)、対応する(現在形)ことに、深い満足感(感情)を覚える。この様子を想像する。明確に想像し、どう対応するか細かく計画しておくことで、実際にそのような場面になったとき、感情的にならず冷静に対応できる。このように何度も繰り返し行うことで、行動は変わり始める。
どんな優秀な人もイメージトレーニングをしているのだ。いろんな難題にイメトレは欠かせない。日々のどんな些細なこともイメトレをすることで、充実した生活を送れるのだ。「目的」を持ち、「イメトレ」をし続け、そして経験するのだ。
家族においても職場においても、その人その人に役割を見つける。そうすることで、生活にバランスと調和がもたらされる。お互いがそのバランスを意識し、他の大切な役割を犠牲にすることを防げるのだ。