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場面緘黙症だった娘の心を大きく支えてくれた二冊の絵本があった。

その絵本は、いもとようこさんが描かれた絵本。絵のタッチがとても優しく、大人も凄く心地よく感じる絵本。気が付くといもとようこさんのワールドへ引き込まれてしまうとても素敵なあたたかい絵本。

いもとようこさんの絵本が大好きな娘。大好きになったきっかけは、幼稚園のママ友が娘と私を想って、プレゼントしてくれた一冊の絵本「くまのこうちょうせんせい」だった。

そしてその同時期に夫の会社の先輩がたまたま子どもが大きくなったからと言ってくれた絵本「いつもいっしょに」だ。

二冊ともたまたまいもとようこさんの絵本だった。

娘は特に「くまのこうちょうせんせい」が大好きで、毎晩必ず読んでほしいという程だった。いつもはどの本を読んでもすぐに寝てしまう娘だが、この絵本の時は途中で眠ることなく最後までじっと見ていた。

そして、字はまだ読めないのに、いつの間にかあらすじを完璧に覚えていて、一人でリビングまで絵本を持っていき声に出してページをめくって読んでいるくらい大好きな一冊の絵本だった。

 

★「くまのこうちょうせんせい」のあらすじ…

恥ずかしがり屋で声を出せない羊くん。それでも毎朝元気いっぱい挨拶をしてくれるくまの校長先生。くまの校長先生は羊くんにニコニコの笑顔でとても優しい声で「勇気を出してごらん。」と言って励ましてくれた。でもやっぱり声が出ない。羊くんは山のてっぺんで声を出す練習をする。でもいざ校長先生の前でやっぱり恥ずかしくて声が出ない。そんな中、校長先生が病気になって声が出せなくなってしまった。羊くんは変わらず山のてっぺんで練習をしているとくまの校長先生が弱った体で山のてっぺんまで来てくれて、弱った声で懸命に「声が出なくなって気づいたよ。勇気を出してと言われても声が出ない時もあるよね。ごめんね。」と謝ってくれるのだ。そして体が弱ったくまの校長先生は山のてっぺんでそのまま倒れてしまうのだ。羊くんは必死になって、ここぞとばかりに一番大きい声で「助けて~くまの校長先生が大変だー!!」と叫ぶ。大きな声を出すことが出来たのだ。そして、くまの校長先生は病院に戻ることが出来る。くまの校長先生は体がどんどん弱っていってしまうのだが、羊くんはいつも病院にお見舞いに行き、くまの校長先生が言いたいことを代わりに羊くんがお医者さんに伝える役目になった。じーんと心が温まる素敵なお話。大人は、子どもは皆元気いっぱいで明るいのが一番と望んでしまうが、子どもは本当は小さくて弱いものなのだということを改めて教えてくれる絵本。そして何といってもこの絵本は実話だというのが、心に響く一番の要因かもしれない。

 

この絵本を、大好きな仲良しのママ友から貰ったとき、まだ娘は幼稚園で誰とも話せずとても苦しい時期だった。私も不安でとても辛い時期だった。だから、この絵本を最初に読んだ時、娘が「頑張れ」「勇気を出して」とか言わないで!お母さんのせいだ!と言っているようで、ますます私がよくなかったのかと傷つき、この絵本を受け入れれなくて実は最初はとても複雑だった。

でも、毎日娘を見守ってきて少しずつ成長する娘と一緒に私自身も成長できてきたからなのか、いつの間にかこの絵本を受け入れることが出来るようになった。辛いのは私ではない。小さな娘なのだ。娘の心はいつだって頑張っているのだから「頑張れ」ではなくて、いつも味方でいてあげさえすればいいのだ。それを教えてくれていることが素直に私の心に届くようになった。しっかり娘を信じ娘と向き合ってる一番の味方であることは娘は言わなくても分かってくれていると思う。だからその味方のお母さんが娘にプレッシャーを与えるのではなくて、話せない時も話せた時も静かな時も明るいお調子者の時も怒って泣いてる時も優しい時もどんな娘でもいい!どの娘もお母さんは大好きだよ!と伝えて安心させてあげればいいのだとこの絵本を通じて教えてもらうことが出来た。

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★「いつもいっしょに」のあらすじ…

山の中でひとり寂しく暮らすくまくん。ある日うさぎさんが訪ねてくる。くまくんは嬉しくてご馳走をふるまう。そしてそのうさぎさんと毎日暮らすようになる。でもうさぎさんはいつもニコニコしてるだけで、一言も喋ってくれないのだ。くまくんはだんだん嫌な気持ちになってきて爆発して「なんで一言も喋ってくれないの!!?」と怒ってしまう。するとうさぎさんはたくさん涙を溜めて家を出て行ってしまうのだ。そして、またくまくんはひとりぼっちになってしまう。くまくんは寂しくて寂しくてなんであんなことを言ってしまったのだろうと後悔してたくさん泣く。「ごめんね、うさぎさん。ずっとそばにいてくれるだけで、ただそばにいてくれているだけで凄く幸せだったのに。ごめんね。」とひとり寂しく泣くのだ。しかしパッと目を覚ますとうさぎさんがいつも通りとなりで寝ていたのだ。そう夢だったのだ。だからくまくんは嬉しくてうさぎさんをギュッと抱きしめる。それからはずっといっしょに、あたたかく暮らすというお話。こみ上げてくる感情が目頭を熱くする素敵なお話。

 

どちらの絵本も場面緘黙症の娘にはとても大きく心に響く一冊一冊だったことは間違いない。

場面緘黙症の娘を持つ母親の私の心にもとても響いた。子どもを信じることと、子どものペースを見守ること、とにかく娘を待っててあげることの大切さ。それから子どもが健康でいてくれることだけで幸せなのだから、それ以上望むことなんてしなくていいということ。

大好きなかけがえのない娘。娘が喋れない時は無理して喋らなくたっていいのだ。親は娘を信じてあげさえすればいいのだ。一番苦しいのは娘。親の私ではない。小さな体で必死に頑張ってる娘を大きな心で支えてあげればいいのだ。にこにこ笑顔で「大丈夫。」と言ってあげればいいのだと教えてもらった気がした。

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いまだに図書館へ行くと娘はまず「いもとようこさん」の絵本を探す。

親子で大好きな絵本作家のいもとようこさん。『ありがとうございました。』と心の底から感謝を伝えたい。

 

 

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