自分自身が自分のことをどう思っているのかどう見ているのか。そして他人のことをどう見ているのか。それらを理解しなければ、他人が自分のことをどう見ているのかは理解できない。自分が客観的に見れていると勘違いするのではなく、まず自分を見つめ、そのあと、まわりを見る。勘違いしてまわりを見ていると深い人間関係は築けない。決めつけも同じで「あなたはいつも朝起きれない、あなたはいつも遅刻する、あなたはいつも片付けが出来ない。」など発言者のパラダイムから生まれた言葉であり、言われた側はその言葉に縛られるんではなくいつでも改善出来る能力はあるのだ。また、辛い環境だったり、肉体的苦痛を味わったことがある場合も、悲しみは深いものだが、そのせいで傷をおったまま動かないのではなく、その経験をばねに、その環境をはねのける気持ちを持てたら、すごく逞しい人格育成となるはずだ。
自分自身の主体性とは、おかれている環境要因や遺伝的要因や心理的要因からくる刺激に自分自身が反応して、自分の考えや行動に繋がっている。だが、その与えられた刺激に反応した後、どうあるべきかという考えやどうするべきかという行動は自分自身で選べ決めることが出来るのだ。人間しか持っていない四つの独特な性質(自覚・想像力・良心・自由意志)は自由に活かすことが出来るのだ。主体性を発揮する習慣を持つにはまず正確な自己パラダイムを身に付ける習慣をつけることが大切である。
主体的な人は「自分の価値観に基づいて行動が出来る。」反応的な人は「その時折の感情、状況、条件付け、環境などに左右される。」反応的になるのではなく、常に物事や状況を深く考え、選択し、内面化した価値観に基づいて行動できるようを習慣を持つことが大切。
良い仕事につきたいと願うなら率先力を発揮することをすすめる。例えば、やりたい仕事や進みたい分野を勉強すること、能力テストを受けること、就職したい起業の直面している具体的な問題を研究し自分の能力はその問題の解決にどう貢献できるか効果的なプレゼンテーションを準備することなど。(問題解決型アプローチという。)作者はこのように提案をし、それに主体的に取り組める人が良い仕事につけると述べている。
率先力を発揮する人としない人との差は、天と地ほどの開きがある。率先力を発揮する人が賢く感受性が豊かで、周りの人のことを考えてあげられるような人である場合は特にそうである。
率先力を発揮する人になるかしない人になるのか選ぶのは自分自身である。周りが動くのを待っていれば左右されることになる。それによって、成長と人生は多大な影響を受け、大きく変わるのだ。
行動や態度は自分自身のパラダイムから生み出されるもの。言葉もまた自分自身のパラダイムから生まれるものだから、主体性の度合いが明らかに出る。
「自分は駄目、自分は出来ない。」という反応的な言葉を発し続けていると自分自身で自分を苦しめ続けることになり、とても重大な問題なのである。一方、主体的な言葉とは、「自分はやったことがないけど挑戦してみよう、他のやり方を考えてみよう。」と常に自分の頭で考えしプラスになる言葉を発することで、前向きに率先力を発揮できるのだ。
また主体的な考えを持つようにすれば、「愛」を持って人と接することができ、「ありがとう、愛している。」という言葉も心の底から言える。
求められた以上のことをする。頼まれたこと以上のこととは、頼んだ人の考えを理解し、ニーズに合った分析をし、それに基づく提案をまとめたり、他の情報をまとめたり、資料を集めること。
こういった人はまわりの人へ依存することなく、反応的な人へも主体的な気持ちで接することができるから、まわりの人へどんどん影響の輪を広めることが出来る。
影響の輪は、「私は忍耐強くなるんだ、もっと賢くなるんだ、もっと優しくなるぞ。」という「なるぞ!」という気持ちに満ちている人格主義の考え方から生まれてくる輪なのだ。一人一人がなりたい自分に目を向けられてこそ広がっていく。影響の輪に集中したいときは、相手の気持ちを理解できるようによく話を聞くことだ。
主体的な人はすぐに間違いを認め、自己修正を図り、そこから得られる教訓を学ぶ。よって失敗は成功のもととなる。
自分自身の主体性を認識し育てるために、また、人生の大きなチャレンジに主体的に対応する力を育成させるようには、まず日々の平凡な出来事を見つめ直す必要がある。言われたことをしなかった子どもへの対応だったり、交通渋滞に対してどう対応するかだったり、怒っているお客さんへの対応だったり、これらをどういう風に問題を見て、どこに自分のエネルギーを集中するか、どういう言葉を使うか。
まずは三十日間、結婚生活において家庭において仕事において、小さな約束を作りそれを守り、主体的な原則を試す。そして、人より光を与える人に、批判者より模範となる人になるように、もっと影響の輪の中を集中する。
問題を作り出す人ではなく、問題の解決に貢献する人になる。他人のせいにしたり、他人の弱点を否定することをやめる。自分の弱点を弁護するのをやめる。
無駄なエネルギーを使わず、感情をコントロールできるように努力する。例えば、他人の弱点や欠点を批判しそうになったら、まずは慈しみの目で見るようにする。彼らの怠っている部分を責めるのではなく、自分自身がそれに対して、どう反応して、どういう対応をとるかを重点におき、生活するのだ。
常に自分は責任のある人間と意識し続けることが大切である。